ミニさくらの歴史

1.ミニミュンヘン

「ミニミュンヘン」はドイツのミュンヘンで20年以上の歴史を持つ取り組みで、子どもたちが好きな仕事を選んで働き、稼いだ給料を自由に使い、市議会や市長選挙も行う子どものまちです。近年では隔年の夏休みに1ヶ月間、オリンピック公園の競輪スタジアムを会場に開催されています。2000年の夏に私は憧れの「ミニミュンヘン」を訪れました。

「ミニミュンヘン」にはまるで本物の街のように様々な機能があります。職安、銀行、市庁舎,大学,レストラン、各種工房、デパート、テレビ局、新聞社、映画館、病院、インターネットカフェ、工務店、園芸店、観光案内所・・・。これらの街並みが巨大な体育館とその周囲につくられ、毎日2000人の子ども達が参加します。

どこを覘いても、生き生きと自分の意思で活動している子どもたちの姿があり、その後ろに黒子に徹して子どもたちをサポートする大人のスタッフの姿を時々見かけました。私も9日間折り紙と習字のコーナーを出しながら、たくさんの“ミニミュンヘン市民”と出会いました。彼らが一人前の市民としての自覚と誇りを持ち、「ミニミュンヘン」を「自分のまち」と感じていることが伝わってきました。また、子ども達がやりたいことを好きなようにやっているだけで、「ミニミュンヘン」というまちがしっかりとまわっている現実に圧倒されました。

見ているだけでワクワクする「ミニミュンヘン」でしたが、「こんな面白いことに子どもの頃に参加できなかったなんて悔しい!」という思いが湧き、「ミニミュンヘンを私が育った佐倉でやりたい。」という夢を抱きました。(中村桃子)

2.ミニさくら開催経緯

「子どもがつくるまち ミニさくら」は2002年3月に(特非)NPO佐倉こどもステーションが主催して第1回を開催しました。さらに翌年にも「子どもがつくるまち ミニさくら2003」を有志による実行委員会によって開催しています。

2004年の開催は諸事情により断念したものの、2003年10月には任意団体「NPO子どものまち」を発足して、(財)トヨタ財団市民活動助成事業を申請し、2004年3月に内定を受けて第3回の「ミニさくら2005」の活動がはじまりました。

また、開催場所も地元のみなさんのご理解のもと、初回開催地である中志津中央商店街のアイアイモールに戻ることができ、期間も3月27日から4月2日の7日間に延ばしての開催とすることができました。

2002(1回目)

2002.3.28〜31
☆「子どもゆめ基金」助成事業

主催:(特非)NPO佐倉こどもステーション
会場:中志津中央商店街 

参加者数:子ども 1171人(延べ約2000人)
サポーター 166人(延べ388人)

「ミニミュンヘンを佐倉でやりたい!!」と中村桃子が発起人になり、(特非)NPO佐倉こどもステーションが主催。10代スタッフの積極的な参画で名実共に「子どもがつくるまち」が開催された。

* 詳細は報告集をご覧下さい。

2003(2回目)

2003.3.21〜24
☆市教育委員会地域教育力・体験活動推進事業
「子育て支援基金」助成事業

主催:ミニさくら実行委員会
会場:七井戸公園自由広場

参加者数:子ども 1601人(延べ約2600人)
サポーター 191人(延べ約400人)

どうしても2年続けて開催したいと願った10代スタッフと数名の大人で実行委員会を組み、主催。(特非)NPO佐倉こどもステーションと生涯学習課の多大な協力を得て開催された。

* 詳細は報告集をご覧下さい。

2004(1回休み)
・・・充電中・・・

2005(3回目)

2003.3.27〜4.2
☆(財)トヨタ財団市民活動助成/「子どもゆめ基金」助成事業

2003年10月に「ミニさくら実行委員会」を母体に「NPO子どものまち」を発足、(財)トヨタ財団市民活動助成に2004年度の年度末のミニさくら開催と、開催に向けた1年間の活動計画を立て、応募。2004年3月、内定をいただく。

* 詳細は報告集をご覧下さい。

 

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